紅茶とお菓子のお話

ケニアの紅茶とCTC

紅茶の種類というと、何を思い浮かべますか? ダージリン? アッサム? それともウバ?

 アイルランドの紅茶、キャンベルズ・パーフェクト・ティーについて、「茶葉の種類は何ですか?」とよく聞かれます。答えは「ケニア紅茶」。インドのダージリンやアッサム、スリランカのウバ、中国のキームンなどは、それぞれ茶葉の産地の名が付けられていますが、ケニアで栽培される紅茶は、「ケニア」という国名でひとくくり。他の国に比べて茶葉栽培の歴史が浅いことと、地域による品種の差がそれほどないことが理由のようです。

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 ケニアの紅茶は基本的に、アッサムの交配種。アッサムといえば、ミルクティー向きの紅茶として有名です。そしてもうひとつの大きな特徴が、コロコロと丸い茶葉の形状。この茶葉を丸める加工のことを、CTC製法といいます。

 CTCは、crush(つぶす), tear(引き裂く), curl(丸める)の略。葉を粒状に丸めることで、お湯に触れる表面積が増えて、短い時間でしっかりと味が出るようになります。インドでもアッサム地方で多く採用されていて、キャンベルズティーの故郷ケニアでは、約9割の茶葉がCTC。ケニア紅茶といえば、このコロコロと丸い茶葉がおなじみなのです。

 キャンベルズティーの茶葉は、100%ケニア紅茶。ダブリンで茶葉の仕入れを担当しているGarethさんによると、キャンベルズティーに使う茶葉は、ケニア紅茶の中でも茶木の外側にある、太陽をたっぷり浴びた茶葉なのだそうです。そのためしっかりと味わいが濃く、色も明るいのだとか。CTC加工された茶葉の粒も、他に比べてキャンベルズティーは少し大きめです。
 
 同じ農園でも気候や収穫時期で茶葉の出来が変わるので、18世紀から続く『キャンベルズ・パーフェクト・ティーの味』を守るために、毎回テイスティングを繰り返しながら、複数の農園の茶葉をブレンドして、味を調整するそうです。

 ダージリンやアッサムに比べると、まだ知名度の低いケニア紅茶ですが、ミルクとの相性のよさから、ミルクティー好きにはじわじわと知られてきています。コクにある味わい、マイルドな渋み、明るい赤褐色。キャンベルズ・パーフェクト・ティーで、ケニア紅茶の魅力をどうぞ感じてみてください。

TEA & TREATSは、アイルランドの紅茶、キャンベルズ・パーフェクト・ティーをはじめとするイギリスのティー関連のアイテムを扱っています。

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