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edited by TEA & TREATS
20 Jul | 2016

Fruit Tea Punch

夏のガーデンパーティーやピクニックにもぴったり。水出しアイスティーに季節のフルーツを加えてつくる、爽やかなデザートティーです。

フルーツティーパンチ

東京も梅雨明け間近、いよいよ本格的な夏がやってきました。普段はミルクティー&焼き菓子派の私でも、さすがに毎日こう暑いと、フルーツを使った爽やかな味が恋しくなります。

プラム、メロン、スイカ、桃、ブルーベリー……。初夏から夏にかけては、フルーツ好きには夢のような季節。そこで今回は、色とりどりのフルーツを贅沢に使った、デザートとしても楽しめるアイスティーをご紹介します。

フルーツティーパンチ

まずはベースとなる、水出しアイスティーを用意。お茶パックに茶葉を入れ、水を注いで冷蔵庫で6〜8時間ゆっくりと水出しします。

もっと早くつくりたい場合は、先に茶葉を少量の熱湯で蒸らし、常温の水を注いでそのまま常温に置く方法も。1時間から時間半くらいでクリアな水出しアイスティーが出来上がります。もちろんこのままでもすっきりしておいしいので、夏の定番として常備するとおすすめです。

フルーツティーパンチ

フルーツの種類は、お好みで。コンビニやスーパーで売っているパック入りのカットフルーツを利用するのも手です。イギリスでは、フルーツの入った紅茶は「ティーパンチ」などと呼ばれています。パンチは、ヒンズー語で5の意味。5種類、つまりたくさんの種類の果物が入った飲み物を、パンチと呼ぶようです。

フルーツティーをおいしくつくるポイントは、フルーツと紅茶の味をどれだけなじませるか。フルーツはグラニュー糖やはちみつをまぶしてしばらくおき、自然な果汁を引き出してその汁ごと紅茶に加えると、ぐっと味がなじみやすくなります。

フルーツティーパンチ

フルーツだけでは甘さが足りないので、シロップも加えます。市販のガムシロップでもよいですが、グラニュー糖と同量の水を小鍋に入れて煮詰めるだけで、簡単に手作りできます。オレンジは輪切りだけでなく、絞って果汁も加えると、よりフルーティーな味わいに。

フルーツティーをおいしくする秘訣は、何よりも「時間を置く」こと。合わせてから時間を置くことで、フルーツの甘みが紅茶に移って、いっそう味わい深くなります。朝、保冷容器にたっぷりつくってクーラーバッグに詰めて出かければ、海や山に着く頃には、味がなじんでおいしくなっているはず。夏のおもてなしにもぴったりなので、ぜひお試しくださいね。

Recipe

作り方
  1. 水出しアイスティーを作る。茶葉をお茶パックなどに詰めて、1リットルの容器に入れる。沸騰した湯約150ml(茶葉が浸る程度)を加えて軽くフタをし、2分蒸らす。常温の浄水を容器の口まで注ぎ入れ、そのまま常温に置く。1時間たったら味を見て、薄い場合はさらに15分〜30分置き、好みの濃さになったら茶葉を取り出す。
  2. 果物は大きめの一口大、または輪切りにカットする。メロン、キウイ、パインなどは皮をむく。グラニュー糖、はちみつをまぶして15分くらいおき、果汁を引き出す。
  3. 水出しアイスティーに2のフルーツを果汁ごと加え、オレンジの絞り汁とガムシロップも加えて混ぜる。甘さが足りなければ、ガムシロップで調節。すぐにいただけるが、冷蔵庫で1時間以上冷やし、味をなじませるとよりおいしい。
材料(約1リットル分)

キャンベルズティーの茶葉 大さじ2、メロン、ぶどう、プラム、パインなどの果物 適宜(正味150〜200g)、グラニュー糖 大さじ1、はちみつ 大さじ1、ガムシロップ 約50m、オレンジの絞り汁 1個分