黄色い缶と、おいしい時間

あの人のティータイム

#10  編集者 安達薫さん

Photo:Yuka Uesawa    Text:Momoko Yokomizo

気取らない味わいで、日常に幸せを運んでくれる、アイルランド生まれのキャンベルズ・パーフェクト・ティー。ひとりで飲んでもみんなで飲んでもおいしい、毎日の相棒です。

そんな黄色い缶に魅了された、素敵なあの人とキャンベルズ・パーフェクト・ティーのおいしい時間をあれこれ伺う、この連載。

今回ティータイムについて教えてくれたのは、編集者の安達薫さんです。

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好きなものに囲まれて暮らし、働く

今回は都内のヴィンテージマンションにある、安達さんのご自宅を訪ねました。現在フリーランスの編集者でありながら、ファッション&ライフスタイル誌の編集長も務める安達さんにとってここは仕事場でもあります。古いもの、新しいものをテイストでカテゴライズせず、好きなものだけに囲まれたインテリアはまるで海外の家のような雰囲気です。

「この家に引っ越してきたのは、コロナ禍が始まって少し経った頃。元々家にいる時間は好きだったけれど、ベランダからの見晴らしがよくて全くストレスを感じずに過ごせました。キャンベルズ・パーフェクト・ティーはスタイリストで友人の轟木節子さんから教えてもらい、うちでも定番に。仕事を始めるときに紅茶をいれて、ゴクゴク飲みながら作業しています」

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大きなマグでちょっとひと息

紅茶をいれるときは、『プライス&ケンジントン』のカーキ色のティーポットにマグカップの組み合わせが定番。この日は『アスティエ・ド・ヴィラット』の大きめのマグに、いつものようにたっぷりと紅茶を注いで。ひと休みのときによくいただく、安達さんが愛してやまないレモンケーキのお話も伺いました。

「9年前にレモンの企画を担当してから、レモンケーキが大好きになりました。それからはいつも何かしらのレモンケーキが家にあります(笑)。甘過ぎるお菓子は得意じゃないけれど、レモンの酸味が好きなんですよね。こちらは近所にある『Ashiato』という焼き菓子屋さんで買ったもの。甘酸っぱいレモンケーキは、コクのあるキャンベルズ・パーフェクト・ティーとよく合います」

もうひとつは鎌倉のケーキショップ、『ポンポンケークス』のレモンケーキ。レモンイエローのラッピングにときめきます!

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レモン愛あふれる、圧巻のコレクション!

まだ他にもレモンケーキのストックがあるということで、見せていただいたのがこちら!  瀬戸田や神戸など日本各地からさまざまなレモンケーキが揃い、見た目も可愛らしくて、思わず見入ってしまいます。

「阪神梅田本店の『レモンとデパート』というイベント企画に携わり、そのときに集めたレモンケーキです。関連するWEB MAGAZINE『ハンシンクローバーマガジン』のディレクションをしたり、コピーやコラムを書いたり、とても楽しいお仕事です。創刊から編集長を務める雑誌『SITRUUNA』もフィンランド語でレモンという意味なんですよ! 」

レモン愛はお仕事にも発展!  好きがパワーの源になり、とことん楽しまれているのが素敵です。

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部屋を印象的に仕上げるイエロー使い

安達さんのご自宅は窓から入ってくる気持ちのいい光に加えて、黄色がアクセントとなった小物が部屋に溶け込み、明るい雰囲気を醸し出しています。黄色の理由はもちろん、レモン! キッチンではレモングッズと並び、キャンベルズ・パーフェクト・ティーの空き缶を発見しました。

「スイーツだけではなく、レモンの食材や調味料、レモンモチーフのキッチン用品まで、レモン愛は増すばかり(笑)。キャンベルズティーの空き缶には、雑然としがちなティーバッグを入れて棚に置いています。デザインが素敵なので、缶を開けるときはうれしい気持ちに」

ここにもあそこにもレモンが!  宝探しのように、ワクワクが止まりません!

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さっぱりと飲むミルクティーが新定番

普段の飲み方はミルクティー派の安達さん。ダイエットの理由で選んでいた無脂肪乳で作ってみたら、さっぱりとした味わいがおいしくてお気に入りになったそう。

「キャンベルズティーはカジュアルないれ方でも味がぶれず、おいしく飲めるのがすごいところだと思っています。無脂肪乳を入れたすっきりミルクティーが今は気分。猫舌なのでミルクは温めずにそのまま入れると、すぐに飲めるちょうどいい温度になります」

忙しい日はキッチンに立ったままストレートティーを飲むことも。そんなときはナッツを一緒につまみ、サクッと気持ちを切り替え。

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ベランダが暮らしの景色を変えてくれた

陽射しの穏やかな季節には、外の景色を眺めながらゆったり過ごす、ベランダでのティータイムが至福の時間。テーブルセットに赤いギンガムチェックのクロスを敷けば、都会の空を独り占めしたような開放的で寛げるテラス席が完成します。

「このベランダがあることで、家の中にいても外にいるような気分になります。ミルクティーと白い器の色合わせを、ぼーっと眺めている時間も好きです」

編集者として忙しい日々を送る安達さんが、室内から一歩出るだけで、仕事から離れリラックスできる場所。いつまでも居続けたくなる、開放感にあふれた心地よいティータイムの景色が広がっていました。

撮影を終えて

限られたスペースの自宅で好きな暮らしを実現する、それはまるで雑誌の誌面作りのよう。レモンケーキと紅茶でひと息つく時間も安達さんのエッセンスとなり、ここから素敵なアイディアが生まれていくことが自然と想像できました。

安達薫

『SITRUUNA』編集長・フリーランス編集者。アパレルブランドのビジュアルやwebディレクションなども手がけている。2015~2018年『ONKUL』編集長を務め、2019年にファッション&ライフスタイル誌『SITRUUNA』を創刊。8月にはWEB MAGAZINE『LEMON AND MAGAZINE』をスタート。 https://lemonandmagazine.com